馬装解除・馬の手入

「馬の手入れ」は騎乗での汚れを落とすとともにマッサージ、点検をする

馬装解除と馬の手入れの流れ・方法

騎乗が終わると乗り替わりなら馬場でそのまま次の方に引継ぎ、そうでなければ洗い場に引馬します。馬がその日の騎乗が終わりでなければ腹帯を2穴ほど弛めてお水をあげて休ませたり馬装をといて手入れはせずに馬房に戻したりしますが、終わりなら馬装解除&手入れをして馬房に戻します。馬の手入れの際にいくつか念頭に入れておいて欲しい事を以下に記しました。騎乗前の手入れと同様ですね。毎回のことなのでつい作業になってしまいがちであり目的は意識してやって欲しいところなのでダブりますが載せておきます。

▼馬の手入れの目的

・土や汗、垢などの汚れを落とす
・肌のマッサージ
・蹄や脚、肌に傷や何か刺さっているなどの異常が無いか点検する

▼馬の手入れを行う際に安全のために気を付けて欲しいこと
・当然馬の後ろに立たないこと、後足の裏掘りの際には蹄部を腹側から持つこと
・自分の足や手を馬の足に踏まれないように注意を払う
・道具を見せて今から何をしようとしているのか教えながら手入れをする(安心させる)
ヘルメットを付けて手入れをしよう(頭を後肢の膝などで蹴られる可能性があるので)

*これら以外にも手入れの目的、安全のために注意すべきことはまだまだあることでしょう。
馬の手入れなどの馬の扱いについては必ず専門家であるクラブスタッフに教えてもらってやりましょう。以下に一例としてオリンピッククラブでの馬装解除&馬の手入れの流れを記しました。理解を助ける参考としてご覧下さい。

◆洗い場に引馬
◆頭絡を外して無口に付替、鎖に繋ぐ
◆腹帯を外して鞍を下ろす
◆水を与える
◆馬の手入れ道具を集める
◆蹄裏を裏彫り&たわしで水洗い
◆ひずめ&足周りを水洗い、タオルで水分拭取
◆プラスティックブラシで毛の下の汚れを浮き立たせる
◆毛ブラシで汚れを払い落とす、肌のマッサージをする
◆タオルを水で絞り馬の顔や体を拭く
◆イソジンを蹄裏(足裏=蹄叉、蹄叉中溝)に吹きかける
◆蹄油を蹄に塗る
◆馬房に馬を入れる
◆手入れ道具や鞍、頭絡&手綱を片付ける

以上の様にやることは多く個人差はありますが馬装解除&手入れで30分くらいはかかると思います。馬の手入れが終わってから着替えと騎乗料清算があるので騎乗が各部の最後の時間の場合、帰りのバスの出発までに時間があまりありません。間に合わないときはスタッフにお話して手入れを変わってもらうこともありますのでうまくやるとよいでしょう。
はい、一鞍レッスンが終わります。
また今日も一つ上達できましたね
◆洗い場に引馬
騎乗終了後すぐに乗替でなければ、馬を下りて鐙を上げて馬を引いて洗い場に移動します。

◆頭絡を外して無口に付替、鎖に繋ぐ
洗い場に馬を引いてきて空いている場所に入れます。その際無口があったならそれを使えばいいですが無い場合は一時的に鎖を頭絡のどこかに繋げるなどして無口を取りに行きます。頭絡を外して無口を付けたら鎖に繋ぎます。頭絡&手綱を外すにはランニングマルタンなどの馬具も外します。
◆腹帯を外して鞍を下ろす
腹帯を外します。
鞍を下ろします。
鞍を横のポールに乗せておきます。後で片付けます。
毛布も干しておきましょう。
◆水を与える

馬装を解いて左写真のように楽にしてあげたら、次はお水をあげましょう。バケツに水を入れて飲ませます。2杯とか沢山飲む場合、まったく飲まない場合もあります。騎乗した馬にいつも飲んでもらえない人?もいるでしょうが、落ち込む必要はないので。そういうものです。

◆馬の手入れ道具を集める
以下の道具を所定の置き場より集めます。
写真下段左から
・てっぴ
・たわし
・プラスティックブラシ
・毛ブラシ
・タオル

以下は後で使うときに取りに行くもの。
数も少ないので使ったらすぐ戻して皆で順番に使うことになるでしょう。
写真上段右から
・イソジン
・蹄油

◆蹄裏を裏彫り&たわしで水洗い

てっぴで蹄裏部の土や汚れを取り除き、そのまま蹄を抱えたまま降ろさずにホースで水を蹄裏にかけてたわしで洗いします。裏彫りとたわし洗いは同時にやった方が馬に脚を上げさせる回数を少なく抑えられ、手入れの時間も短くて済みます。
裏彫り。
なにか刺さってないかなどチェックします。
ホースで水をかけ、たわしで洗います。
後ろ足もやります。
このとき「ぼろ」爆弾を喰らうことがあります。まぁ必要経費みたいなものなので被弾しても箔が付くくらいに思えばいいでしょう。話のネタにもなるし、そんなものは文字通りこやしにしてしまえ。
(ぼろされたら、かごに取って一輪車に載せて片付けましょう)
◆ひずめ&足周りを水洗い、タオルで水分拭取
水とたわしで蹄に付いた泥などの汚れを落とします。雨の日など足首まで泥で汚れている時はそこも水洗いして綺麗にしてあげましょう。蹄の後ろ側も洗い忘れずに。
後ろ足の蹄も。
水洗いが終わったら足首など濡らしたところの水分をタオルで拭き取ります。濡れたままにしておくと馬が風邪をひいてしまいます。
蹄の後ろ側も忘れずに拭きましょう。
◆プラスティックブラシで毛の下の汚れを浮き立たせる
以上で足回りはひとまず終え、ここから馬体に移ります。
馬装の時と同じ様に毛の流れに逆らうようにプラスティックブラシをかけて毛の下の汚れを浮き立たせます。毛ブラシに比べ刺激が強くおなかや背中をブラシされるのを嫌がる馬が結構います。
噛まれたり蹴られないよう馬の反応を見つつ気をつけてブラシがけをしましょう。後ろ足での横蹴りを初めて喰らったときは本当にびっくりしました。馬が後ろだけでなく横にも蹴りを繰り出せるなんて知らなかったので。その日の夜は枕を濡らしました(うそ)。
◆毛ブラシで汚れを払い落とす、肌のマッサージをする
浮き立たせた汚れを毛ブラシで払い落とします。同時にマッサージにもなっているので汚れが無いところもブラッシングしてあげてください。気持ち良さそうな表情を見せるかわいい馬もいますよ。いや、だいたいの馬はかわいいんですよ。
◆タオルを水で絞り馬の顔や体を拭く
ブラシをかけない顔、馬体で汗をかいたところなどを水拭きします。先ほど足回りを拭いたタオルで顔を拭くなんて!と思われる方もいるでしょうが、水でゆすいで絞ってるから大丈夫ですよ。(と、自分に言い聞かせて納得する)
体を拭いてます。
ブラッシングも同じですが、
道具を持っていない方の手は馬体に添えて、馬に自分のいる場所を教えつつ安心感を与えましょう。
◆イソジンを蹄裏(足裏=蹄叉、蹄叉中溝)に吹きかける
ここでイソジンと蹄油を取ってきます。
バイ菌が入って病気にならないようイソジンで足の裏を消毒します。
◆蹄油を蹄に塗る
足首の毛のはえているところから2cm下がったところまで以外の蹄部に蹄油をぬります。蹄の乾燥防止のためにぬります。
出来上がり。
毛づやが良く見えるのは気のせいか?
イソジン、蹄油は他の方も使うのですぐに戻しましょう。
その後、先に馬を馬房に戻してもよいですが、鞍、頭絡&手綱、クッション、毛布など所定の場所に戻しましょう。





← お目目くりくりでかわいいですね。。
◆馬房に馬を入れる
引き馬します。クラブ敷地内は馬優先だから人は道を譲ってくれますが、必要に応じて声をかけながら移動しましょう。移動中の他の馬もいるのでゆっくり落ち着いて移動しましょう。
馬房の近くに来るとダッシュする馬(ブルービーン)もいるので馬房に馬を戻す場合、扉を全開にしてから連れて行きましょう。奥まで入って中でぐるっとまわって扉側に馬の顔を向けます。
無口を外して、扉を閉めて終了です。
その後なでてあげたり、にんじんなどをあげている会員さんもけっこういますね。
レンタル用具室の斜め前辺りでにんじんとかパプリカとかの野菜を安く売ってますね。野菜なので季節で値段はかわるのかもしれませんが、短冊状に切ったにんじん数本が50円とききました。

← 注:恐怖、馬男ではありません(笑)
◆手入れ道具や鞍、頭絡&手綱を片付ける
もしここで手入れ道具や鞍などが出したままなら後片付けをして終わりです。お疲れ様〜。さぁ着替えて清算です。あまり遅くなると帰りのバスで補助席に座ることになりますよ。

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